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館長の「石漬け」の日々をご紹介して参ります。鉱物採集に行ったこと、ミネラルショーや即売会に行ったこと、同好会の例会に参加したこと、館長の一生の財産である石友の皆さんとの交流、普段の生活での何気ない鉱物との出会い、そして石にまつわるニュース的なことを書き綴って参ります。 |
館長について・・・幼少の頃(小学校低学年)より石集めを始め、鉱物趣味歴約60年超。日本産鉱物標本の収集と鉱物趣味史・大阪府産鉱物研究がライフワーク。「夢」は鉱物博物館。現在、益富地学会館(運営委員)、日本鉱物科学会・大阪石友会・福岡石の会・鉱物同志会・地質学史懇話会・奈良鉱物研究会・吹田地学会、石川県鉱物同好会各会員など石に関するいろんなジャンルの所に顔を出しています。詳しくはプロフィールのページへ。 |
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2021年12月10日(金)〜11日(土)
2年ぶりの東京ミネラルショー |
2年ぶりの東京ミネラルショー(池袋ショー)である。
今回の目的は標本探しもあるが、化石発掘イベント体験である。
公民館では先日実施したが、「我流」であったので、正規なやり方を知りかったのである。
標本探しの方は館長の探しているものには遭遇せず、成果なし。
これで年内の石のイベントは終了。来年は良い年であってほしい。
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2021年12月4日(土)
Nation in 難波神社 |
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大阪の難波神社で開催されたNationに参加した。
約10店ほどのこじんまりした石の展示会であったが、ゆったりと見ることができた。
ルースや綺麗系が殆どであったが、今日は石に浸るのが目的であったのでこれで十分。 |
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2021年10月15日(金)
今日は何の日? 化石の日!です |
昨日10月14日は「砥石の日」であったのだが、今日15日は「化石の日」だそうだ。これは知らんかった!不覚だ。
2017年に国際古生物学会が「国際化石の日」を10月第2週の土日として制定した(これも知らんかった!)ことを受けて日本古生物学会が毎年10月15日を「化石の日」と制定したそうだ。
10月15日は明治37年(1904年)矢部長克先生がニッポニテスを記載された記念の日との事である。
「化石の日」を制定して化石や古生物学に対する認知度を高め、地球の歴史や生命への関心を高めたいとの事である。
館長の独り言・・・「化石の日」があれば「鉱物の日」があっても良いのでは。砥石の日のような語呂合わせは難しいので、日本鑛物誌が和田維四郎によって発行された6月23日とか、日本の「国石」が決まった9月24日か・・・いっぱい意見がでそうやな。 |
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2021年10月9日(土)〜10日(月)
石ふしぎ大発見展 京都ミネラルショー |
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2021年9月30日(木)
もうすぐ京都ミネラルショー |
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10月9日から11日まで京都のみやこめっせで京都ミネラルショー(石ふしぎ大発見展)が開催される。
チケットは前売りとなるのでご注意願いたい。
詳しいことは以下のリンクからどうぞ。
http://www.mineralshow.jp/
今回は特別展示として「日本の金属資源と鉱物」が公開される。
日本の古き佳き時代に産出した、今では考えられないコレクションの数々が展示される。
ぜひご覧願いたい。 |
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2021年9月25日(土)
GemStone |
鉱物蒐集家(収集家ではない)である館長のコレクション群の一つ「石のおまけ」がある。
数は多くないが昔から石は「景品」や「おまけ」として使われてきた。
その一つが森永製菓のジェムストーンである。詳細はここでは書かないが、昭和30年代から40年代にかけて「ジェムストーンブーム」を起こした主役である。今回オークションで、なんと90個近くの大量ゲットできた。
収集家が手放したものであろうか?館長の在庫も凄いことになってきた。
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2021年9月23日(木)
久しぶりの京都、もっと久しぶりの益富地学会館 |
今年4月以来の益富地学会館。月1以上で会館に来ていたので、ご無沙汰であった。
本日は10月9日から開催の京都ミネラルショー(石ふしぎ大発見展)の会館コーナーの準備である。
本や収集用品など商品群に漏れや偏りはないか、委託標本にラベルの間違いなどの不備や問題が無いか、壊れやすい標本は保全できているか、破面の鋭利な標本など、お客さんに危険は無いかなど、館長が事前にチェックしているのだ。これは標本を知らなと出来ない作業だ。
数年前まで何十年とこの仕事をやってこられた超ベテランコレクターから「後継指名」を頂いての作業なので、館長はそれなりに誇りを持っている。 |
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2021年9月22日(水)
予告:小学生向け 「化石発掘体験」 開催のお知らせ |
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2021年9月11日(土)
今日は何の日? |
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今から167年前の1854年の今日、本邦の鉱物学の発展に寄与されたE・ナウマン氏が誕生した。
ナウマン氏といえば、本邦初の地質図やナウマン象に名を残し、フォッサマグナの発見などで知られる偉人であるが、鉱物蒐集家の館長としては、和田維四郎と共に我が国近代鉱物学の立役者である点である。勿論、ナウマン氏だけではないが、明治時代のお雇い外国人教師達あっての、今の鉱物趣味であろう。因みに館長の三大偉人はこのドイツ人のナウマンとフランス人のコワニエ、アメリカ人のライマンだと思っている。
ナウマンの写真はWikipediaより |
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2021年9月6日(月)
鉱物趣味の博物館 24年目へ! |
本日、9月6日は「鉱物趣味の博物館」の開館記念日です。1998年の9月6日の開館以来、満23年で24年目に入りました。
鉱物趣味を取り巻く環境も開館当時とはかなり変わりました。残念ながら決して良い方に変わっていないと思います。
しかし、これからも愚直に伝統的、本格的な鉱物趣味に拘ってまいります。皆様のご支援をお願い致します。
コロナ禍の今、シンドイことや制限も多いですが、ここは「朝の来ない夜はない」という言葉を信じて、我慢致しましょう。
皆様、くれぐれも油断せず、ご自愛下さい。 |
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2021年9月5日(日)
WANTED! 毛鉄鉱情報 from 大阪府? |
毛鉄鉱という鉱物をご存じだろうか。黄鉄鉱の変質物といわれ、化学組成はFeSO4(OH)・5H2O。稀有な元素が入っているわけでもなく、複雑な組成でもない。美しい結晶でもない。まったく何の変哲もないカビみたいな鉱物だ。
しかし、この鉱物の確実な産地は日本でたった1ヶ所だ。実に鉱物は不思議だ。
先日、この超稀産鉱物が大阪府で出ているとの噂を耳にした。
これは大阪府産鉱物コレクターとしては大いに気になる。
先輩コレクターや大阪の鉱物に詳しい同好に聴いても、知らないとの事。
ご存じの方がいらっしゃれば、ぜひ情報を頂きたい。
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毛鉄鉱(鳥取県山根産) |
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2021年9月4日(土)
鉱物趣味の博物館、更新しました。 |
「珠玉の鉱物コレクション」を更新しました。館長の好きな菱マン「積丹ルビー」と保存の難しい緑マン。緑マン本来の色彩をお楽しみ下さい。
それと珍品の妙法鉱山の黄鉄鉱結晶、古典標本の宝沢鉱山の閃亜鉛鉱です。
コロナ禍で活動も制限や休止があり、更新も滞りがちですが、休館ではありませんので、これからもぜひお立ち寄り下さい。 |
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2021年9月4日(土)
神戸ミネラルマルシェ。久しぶりの三宮へ。 |
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神戸の三宮で開催中の「神戸ミネラルマルシェ」に参加した。場所はサンボーホール。2フロアで70店ほどのお店が出展。ルースやアクセサリー、外国産の綺麗系の石がメインであったが、1店だけ国産鉱物を扱っているお店があって、茨城県栃原金山や菱刈鉱山の石が出品されていた。
目の保養だけさせてもらって撤収。
帰りに神戸のお気に入りのパン屋さんでヨメへのお土産を買って、本日は終了。 |
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2021年8月27日(金)
待ちに待った名古屋ショー |
待ちに待った名古屋ミネラルショーだ。コロナ禍でどうなるか心配したが、なんとか開催できた。
今回は三日間の開催である。一日目が午後3時からの遅いスタートであったので、一泊二日の小旅行となった。
館長は「石の終活」中の為、標本は見るだけで買わない!と心に決めてきたが、やはり石の誘惑には勝てなかった。
前から欲しかった北海道の「積丹ルビー」(稲倉石や大江の濃紅色の菱マンガン鉱)の超美品(・・・と館長は思っている)に出会ってしまったのだ。
あっさり降参して買ってしまった。やはり物欲に勝てない館長であった。
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2021年8月9日(月・祝)
久々の鉱物観察 |
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久しぶりの鉱物観察会である。場所は大阪府南部の大阪層群の露頭である。
館長はKnさんとともに益富地学会館のサポート役として参加。
今回は地権者である岸和田市さんの特別の許可を頂いての観察会である。
当日は朝から強い雨で開催が危ぶまれたが、集合時間になると急に雨があがり、以降、降られることはなかった。これで、館長が「雨男」でないことが証明されたのだ。
現地は大阪層群最下部の淡水性粘土層で大阪府では珍しい藍鉄鉱が採集できるのだ。館長もサポートの合間にやや大き目の藍鉄鉱団塊を拾うことができた。
やはり、フィールドはいいなぁと再認識した館長であった。
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2021年8月3日(火)
鉱石ラジオをつくろう!U 無事終了! |
公民館講座「第2回 鉱石ラジオをつくろう!」が無事終了した。
コロナ禍の為、2回あわせて10名の小規模なセミナーであった。しかし、人数の少ない分、細かくフォローできたと思う。講師を務めて頂いた石友のThさんとサポート頂いた、Jkさん、Sさんに感謝。今回もラジオで子どもたちに驚きを与えられたと思う。
後は11月の化石発掘体験を行い、公民館は6ヶ月の休館に入る。
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2021年7月26日(月)
レッツゴーサマースクール開催 「天然石の万華鏡をつくろう!」 |
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宝塚地学会のワークショップ、「砂から宝石を探そう!」と天然石で万華鏡を作ろう!」が無事終了。
前者は奈良県二上山周辺の砂からガーネットやサファイアを探すイベントで、石を使ったワークショップの定番だ。
後者は12種の誕生石とトルマリンやローズクォーツなど館長セレクトの6種の宝石と受講生が選んだ宝石で世界で一つの「マイ万華鏡」を作るイベントだ。小1から小6まで10名の子供たちが相手で、かなり苦労したが、サポートしてくれた石友のThさんのお陰で何とか乗り切れた。Thさんに感謝。
アンケートをみる限り、多少の子供なりの忖度はあるが、たいへん好評であった。
今回は10名の定員に、なんと230名の応募があった。
大半の子供たちの希望にそえず申し訳なく思う。
いずれ、万華鏡の講座を企画しようと思う。
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2021年7月17日(土)
満員御礼!鉱石ラジオをつくろう! |
8月3日開催のワークショップ、第2回「鉱石ラジオをつくろう!」の募集を終了した。
今回は定員割れを懸念したが、いざ、蓋を開けると、募集人数は少ないものの、特に午前の部は定員の約4倍の応募というすごい人気。
館長や関係者はビックリ。幸い、午後の部は定員ピッタリであった。
午前の部を希望されて、ご期待に沿えなかった方々にはお詫び致します。
来年、また企画しますのでお楽しみに。コロナ禍が収まったら、受講人数も増やせるんですが。
それと、秋に、小学生向けの面白い石の企画を考えています。乞うご期待!
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2021年7月9日(金)
レッツゴーサマースクール受付終了! |
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公民館利用グループさんが宝塚市内の小中学生を対象に、夏休みに日頃の活動を子供たちに教えてもらう「レッツゴーサマースクールの申し込みが終了した。今回、館長は初めて「宝恍n学会」として、講師側として参加する。
「砂から宝石を探そう!」と「天然石の万華鏡をつくろう!」の二つのテーマを2時間でやるのだが、定員10名に対して、もの凄い数の申し込みを頂いた。
たいへんな高倍率で宝怏ケ楽学校の入学試験なみの倍率だった。
定員割れすることはないかなと思っていたが、この結果にはびっくり仰天。
期待が大きい分、プレッシャーがかかってきたな。
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2021年6月20日(日)
「第3回宝怩フ石を語る会」盛況のうちに終了 |
第3回目の「宝怩フ石を語る会」を開催した。今回も定員の倍くらいの応募があり、急遽、2回の開催とした。
今回のテーマは「宝恊シ谷の鉱山と鉱物 知られざる宝怩フ産業史を紐解く」である。宝塚の北部、「西谷」といわれる地区には、有名な多田銀銅山の延伸部があり、旧坑も数ヶ所あり、種々の鉱物を産した。
今回は鉱山や鉱物というよりは、鉱山史、産業史のお話しであった。
公民館が年末から空調設備の大規模改修工事の為、最長半年の休館となる。
次回は来年夏頃を考えているが、こちらも「大規模改修」の予定である。
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多田銀銅山」の鉱石の解説をする館長 |
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2021年5月14日(金)
神戸国際宝飾展(IJK)へ
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神戸国際宝飾展(IJK)に参加した。特に購入の目的はなく、石に浸りにきた。
丁度、公民館のセミナー用に隕石やテクタイトを探したが見つけることができなかった。
会場では親しくしてただいているレアストーンを専門にされているKtさんと情報交換。
特に成果はなかったが、楽しめた2021年のIJKであった。
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2021年4月30日(金)
「第3回宝怩フ石を語る会」開催のお知らせ |
6月20日(日)に第3回の「宝怩フ石を語る会」を開催致します。今回はあまり一般には知られていない宝怩ノかつて在った鉱山やそこから産した鉱物の話題です。
宝塚市北部の西谷地区には有名な多田銀銅山の鉱脈群の先端部があり、古来より銀や銅、そして貴重な群青を産出しました。今回はそのような宝塚の多田銀銅山の鉱山史と産出した鉱物について話題提供を致します。
後半は好評の実物の鉱物や鉱石、岩石を観察しながらサロン形式で気楽に語り合います。
今回は多田銀銅山から産した鉱物も展示します。
話すもよし、見るのもよし、聴くのもよし・・・奮ってご参加下さい。
尚、語り合う形式とコロナ禍対応の為、募集人数は10名と少な目です。
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イベントの詳細や申し込み方法は以下の公民館ホームページよりご覧下さい。
今回から往復はがきによる申し込みに変更致します。全くの運次第となりますが、奮ってご応募下さい。 |
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2021年4月29日(木)
アーマルコ石(Armakolite)
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月面に着陸したアポロ11号の宇宙飛行士であったマイケル・コリンズさんが28日亡くなった。90歳であった。
コリンズさんや他の宇宙飛行士の功績、アポロ11号についてはよく知られており情報もたくさんあるので、敢えてここでは触れずに、ここは鉱物趣味のサイトであるので、あるひとつの鉱物について言及したい。
それは「アーマルコ石」という鉱物である。本邦未産の鉱物であり、知っている方は少ないかもしれないが、パイロクス鉄石等と同様、月面で発見された“世界”新鉱物である。
その学名(Armakolite)がアームストロング船長(Neil Armstrong)の「Arm」、オルドリン飛行士(Buzz Aldrin)の「al」、コリンズ飛行士(Michael Collims)の「col」を組み合わせて命名されたのである。チタンに富む酸化鉱物らしい。興味ある方はウィキペディア等に詳しいのでご参考に願いたい。
コリンズさん逝去の報は今朝知ったのだが、昨晩、滅多に開けない本棚の引き出しを目的もなく何の気なしに開けた。
館長の少年時代に開催された月の石の展示会の古ぼけた絵葉書を見つけ、懐かしさで見入っていたのだった。
そして今朝の訃報である。不思議な縁を感じた館長であった。コリンズさんのご冥福をお祈り致します。
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2021年4月24日(土)〜4月26日(月)
大阪ミネラルショー開催
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「石ふしぎ大発見展 大阪ミネラルショー」が予定通り、大阪天満橋のOMMビルで開催された。コロナ禍で緊急事態宣言直前という事で、参加者を大幅に減らし、今回から有料となった。
有料ということで、参加者や業者さんの反応が気になった。数人の方に聴いたが、寧ろ好意的であったように思う。
館長は今回も益富地学会館のコーナーを受け持った。多くの熱心な方々が委託標本や書籍、趣味用品を買い求められた。ご購入頂いた方々に感謝。
今回、館長が嬉しかったのは公民館で開催している「宝塚の石を語る会」の受講生が来てくださった。
折角のご縁である。これを機に石の世界を楽しんで堪能して頂きたいと思う。
大阪ショーは成功裏に無事終了。次回は秋の京都ショーであるが、何とかコロナ禍が収まってほしいと願う館長であった。 |
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2021年4月18日(日)
「第2回宝怩フ石を語る会」開催 |
宝塚市立西公民館で「第2回宝塚の石を語る会」を開催した。今回も定員を大きく上回る申し込みを頂いた。申し込み開始から10分足らずで定員に達した。キャンセル待ちも受け付けたが、折角なので、前回同様、2回実施することとした。約1時間半の講座で、前半は地質図を見ながら、宝塚の地質岩石を解説した。
後半はこの講座のお楽しみ、実際に石をみながらサロン形式で進めた。今回は石友で宝塚地学会代表のThさん、会計のTkさん、今回、館長がスカウトした期待の新人Mkさんの4人で対応。30代のMkさんの入会で一気に平均年齢が7歳以上、若返った。皆さん、ご満足頂けたようで一安心。やはり、実物を見られて、それをもとに話が聴けるというのが評価が高いようだ。
今回は電話申し込みで受け付けたが、電話がずっと繋がらない(これは仕方がないが)というご意見もあって、第3回からは以前同様のハガキ受付とすることにした。
これこそ、まさに「運」だけなんだよね。 |
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2021年4月1日(木)
ついに念願の鉱山跡へ
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石友のIさんのご案内で遂に念願の西宮市の船坂鉱山へ行くことができた。
船坂鉱山は六甲山中の鉱山でタングステンを採掘していたようだ。
沿革等ははっきりしないが、戦後まで採掘していたようだ。
館長はかつて昔の情報をもとに探索したことがあったが、あえなく敗退した。
その後、某石人が再発見した。先に見つけられた悔しさもあって、ずっと封印していたが、石友のIさんが到達されたとの報を聞いて封印を解き、案内をお願いした。
急斜面を上がっていく訳だが、まさに息も絶え絶えという状態。体力の減退を思い知った。ヒーヒーいいながら現地に到着。坑口は潰れ、鉱石は殆ど無く、母岩のグライゼンばかりであった。鉱山跡を偲ばせるものは、僅かに残ったズリと結構立派な石垣くらい。
石垣には大きな石英塊が使われていたので、鉱脈は大きかったのかもしれない。
何とか、小さな鉄重石を採集でき、ボウズは免れた。
只、もう一度行こうという気はおこらないな。
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2021年3月13日(土)
「第2回宝怩フ石を語る会」開催のお知らせ |
第2回の「宝怩フ石を語る会」を開催致します。今回は宝恷s周辺の地質図を俯瞰しながら、宝怩フ地質の多様性やそこから武庫川に流れる岩石について話題を提供致します。
後半30分は実物の岩石を観察しながらサロン形式で気楽に語り合います。
話すもよし、見るのもよし、聴くのもよし・・・奮ってご参加下さい。
尚、語り合う形式とコロナ禍対応の為、募集人数は10名と少な目です。
イベントの詳細や申し込み方法は以下の公民館ホームページよりご覧下さい。https://www.takarazuka-kominkan.jp/nishi/event/4917/
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2021年3月4日(月)
訃報に接して |
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京都府亀岡市広野へご案内頂いた時
(2008年1月20日) |
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兵庫県新井鉱山で石友会をご指導
(2010年4月10日) |
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鉱物趣味の大先輩であり、「Hキョージュ」の名で親しまれた久野武さんが亡くなられた。私の息子が大学を卒業する時の学部長でいらっしゃったので、館長の家族共々ご縁があった。
久野さんとはそんなに古いお付き合いではなく、始まりは今から13年程前の2008年1月20日であった。
ご自宅の標本室の見学をお願いした所、快諾頂いた上に、久野さんの新井鉱山と並ぶホームグランドの亀岡市広野をご案内までして頂いたのだ。
その後、館長が役員をしていた大阪石友会の野外例会の講師を引き受けて頂いたりとずっとお世話になりっぱなしで、ご恩返しが出来なかった。
また、宝怩フ石以外の各分野で活動されている方々から久野さんのお名前を聴くことも度々あり、その人脈の広さに驚いたものだ。
その後はミネラルショーなどでお会いし、多くのことを教わった。
2019年1月21日に私の標本室「鉱物趣味の博物館」に来館頂いたのが最後であった。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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2020年2月28日(日)
「第1回宝怩フ石を語る会」盛況のうちに無事終了! |
本日は「第1回宝怩フ石を語る会」を開催した。コロナ禍の三密回避の為と石の実物にふれて頂きながら石談義をするという内容の為、定員を大幅に絞った。部屋も定員50名(コロナが無ければ100名定員)の広い部屋を使用した。
申し込み開始の初日、開始後20分弱で満席となった。その後も申し込みが続き、結局、定員の5倍の50名の応募があった。
皆さん熱心に受講いただき、実物の大量の標本の前で館長と宝恍n学会のT会長、T会員が皆さんと石談義を行い、盛況の内に無事終了。ご清聴感謝致します。
また、満席の為、受講頂けなかった方には深くお詫び致します。
次回も以下のURLの通り開催予定です。電話が繋がりにくいと思いますが、ぜひ、ご応募ご参加下さい。3月20日(土)のAM10時より、受付開始です。
https://www.takarazuka-kominkan.jp/nishi/event/4917/
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2021年2月24日(水)
二上山(穴虫)の謎の鉱物
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館長の石友の方が数年前に奈良県穴虫(二上山麓)でガーネットを含む砂を採集されてきた。その中で、本当に当地のものか疑わしいサンプルがあり、館長に意見を求められた。
その場所はガーネットやサファイアで知られる場所だ。二上山麓は古来から研磨材の生産で知られる。いわゆる「金剛砂」だ。これは安山岩(近年ではデイサイトと言われている)に含まれていた細かな鉄礬柘榴石が風化によって濃集したもので、サンドペーパーなどの研磨材の原料となった。その金剛砂を集める段階で不要となった石英などの砂が、近隣の川に流れ込み、今はマニアの格好の採集場所となっている。
館長が子供の頃、今から60年近く前は、川で採集しなくても、まだ採掘が盛んであったが、産出鉱物はせいぜい、ガーネットやサファイア、珪線石、紅柱石、ジルコンくらいであった。
しかし、近年は藍晶石や十字石、更にはルビーや砂金なども出てきて、少々、アレッ?という感じ(違和感)がしていた。
昔から当地を知る館長の大先輩のコレクターによると、ある時期から、ガーネットの質が変わったそうだ。この頃から海外からの輸入品が混ざってきた可能性がある。
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さて、件の不明鉱物だが、定番のガーネットやサファイア以外にピンクやグリーンなど実にカラフルで綺麗な鉱物がある。(上の写真)
試しに長波の紫外線を照らすとピンクの鉱物のいくつかが煌々と真っ赤に発光した。(下の写真)
これがルビー?かと思ったが、1個だけほぼ完全な結晶があった。綺麗なピンク色透明で「八面体」である。スピネルしか思いつかない。
こんな綺麗なスピネルが本当に本邦にあるんだろうか?あるとすれば館長の知る限り、本邦で最も綺麗なスピネルであろう。
疑問は尽きない二上山の鉱物である。 |
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2021年1月4日(月)
「珠玉の鉱物コレクション」アップしました |
久しぶりに「珠玉の鉱物コレクション」を4点追加しました。 |
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2021年1月4日(月)
今日は何の日? “文字通り”「石(いし)の日」です |
本日は「石の日」である。1→“い” 、4→“し”という語呂合わせだ。特定の団体などが決めたものではないようだが、昔から伝わってきたものらしい。
古来より石には不思議な力(まさにパワーストーン)があると信じられており、この日に願いをかけた石や石でできた物にに触れると願いが叶うそうだ。パワーについては確かに館長の人生を決めるほどのパワーがあるので納得。
館長はほぼ1年中毎日、石に触れているので、そのうち、凄いご利益があるのだろうと信じている。
それと、もう一つだいぶ先であるが、11月14日が“いい石の日”だ。これはまたその時に触れたいと思う。 |
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2021年1月1日(金・祝)
新年のご挨拶 |
皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は「鉱物趣味の博物館」をご愛顧頂き、誠に有難うございました。
本年も何卒宜しくお願い致します。
さて、昨年はとんでもない年でした。「でした・・・」ではなく2021年の今もコロナ禍は続いています。
昨年の1月1日のご挨拶では「昨年以上に面白い一年にしたいと思います」と書いたのですが、未曾有の極めて不愉快な年になってしまいました。
とにかく、一日も早く終息(収束)してほしいと願うばかりです。
最後になりましたが、鉱物趣味の博物館のお客様、石友の皆さん、地学同好の皆さん、鉱物ファンの皆さん、そしてそのご家族、関係者の皆様のご健康、ご多幸をお祈り申し上げます。 |
館長敬白 |
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